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KAIBA-WORLDへようこそ 当サイトは海水魚、タツノオトシゴ飼育、タツノオトシゴ販売専門サイトです。
ショップページでは近海採取のタツノオトシゴやハナタツ、丈夫な繁殖個体のタツノオトシゴ各種扱っております。
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タツノオトシゴ販売ページ
タツノオトシゴ別飼育講座
 ■ タツノオトシゴ別に飼育環境や特徴、魅力などをご紹介しています。 ( 種類別飼育日記 )
 ご覧になりたい種類の画像をクリックしてそれぞれのページに進んでください。
 ここに書かれている物は長年の飼育で学んだ事や経験からまとめ物で専門機関や他の研究者の書記ではございませんのであくまでも自己責任でご覧ください。
 アドバイス等はいたしますがトラブルにつきましては一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承よろしくお願いします。
ハナタツ
ハナタツ飼育日記
オオウミウマ
準備中
ポットベリー・シーホース
準備中
モルッカン・シーホース
モルッカン・シーホース飼育日記
ショートヘッド・シーホース
ショートヘッド・シーホース飼育日記
タイガーテイル・シーホース
準備中
タツノオトシゴ
準備中
ニシキフウライウオ
準備中
タカクラタツ
準備中
ノーザンスピニー・シーホース
準備中
 ■ 全てのタツノオトシゴに言える事
  タツ飼育で一番の問題は餌の確保だと思います。他の魚と違いタツノオトシゴの消化器官は弱く起きている時はずっと食べていなければならない生物です。
  一般的に餌は1日2回あげれば良いと言う観念は捨ててください。確かに維持は出来ますが成長はしません。長期飼育するならいつでも食べられる環境を作って 
  あげるよう環境を整えるのも飼育者の責任だと思います。
  水槽にライブロックや海藻を多めに入れ常備食にヨコエビを常時入れておき、一日2回程度イサザを投入する方法が1番ベストな環境だと思います。
  タツノオトシゴは生体の値段よりその後かかる餌の値段です。 安易に可愛いからと買ってしまうと死なせてしまいますのでご注意ください。
 ■ 飼育の前に
  タツノオトシゴは愛らしい姿とのんびりとした泳ぎでとても人気がありついつい引かれてしまう海水魚のひとつです。一般的にタツノオトシゴの飼育は難しいと
  されていますが餌の問題さえクリアーできれば丈夫で長生きしてくれます。また、スローイーターな為に他の魚との混泳も不向きですのでタツノオトシゴを飼育したい
  という方はそのあたりの覚悟も必要になります。自分の水槽に色々魚を入れて艶やかにしたいという方には不向きかもしれません。
  難しい事ばかり書きましたが私も上記の事に苦戦した一人です。広い海から急に狭い水槽に移されるわけですから彼らにとってあまり幸せとは言えないと思います。
  心地よい環境を整えてあげて上手く付き合ってあげてください。
 ■ 飼育環境
  タツノオトシゴを飼育する点で重要なのは特殊な生活習慣と水流などの問題だと思います。 まずは水槽の高さが必要です。
  繁殖を目指していなければ気にしないで良いと思いますがやはり繁殖行動を上手く行えないのは彼らにとってかなりストレスになり、病気の原因や寿命を縮める
  事につながります。 また、ペアが水槽内を上下に行ったりきたりする姿はとてもドラマチックでぜひ見たい行動の一つでもあります。
  海ほどの高さを作れないにしても、ある程度の高さ(最低60センチ)は必要です。
  砂をひいてしまうと高さが失われてしまう事から私の水槽は70cmの高さにしました。それでも、まだまだ足りませんがブリードを考えるなら幅は狭くても背の高い
  水槽を別に用意するのも良いと思います。
  タツノオトシゴの餌についてですが一般的にイサザアミ、ヨコエビ、コペポーダなど生餌中心になります。 オオミウマやポットベリーシーホースなど
  冷凍の餌に餌付きやすい種もいます。 冷凍の餌やドライフードに餌付いても栄養面などを考え定期的に生餌を与える事を強くおすすめいたします。
  実際、私も餌の確保にはかなり手を焼いています。うちで冷凍を食べてくれるのは、オオミウマとポットベリーぐらいでイバラタツやモルッカン・シーホース、ハナタツは
  冷凍餌には見向きもしてくれません。 常時生餌の購入やストックは困難な為、ライブコペポーダとヨコエビを水槽内にいれて対処しています。
   ※ 入れすぎには注意してください。タツのエラに入ったり水槽内のバランスを崩す恐れがあります。
 ■ 繁殖について
  タツノオトシゴは水温が上がる時期と下がる時期の春と秋に繁殖期に入ります。 水槽内の温度を2℃~3℃上げ下げすることで繁殖行動を促す事が出来るので
  ぜひチャレンジしてください。
  タツノオトシゴはメスがオスに卵を渡してオスが育児嚢(いくじのう)で卵をかえします。 この受け渡しの行動がとても神秘的で美しく一度は見てみたい光景の
  一つでもあります。 かといって水槽内で繁殖させるのは容易ではありませんので覚悟を決めてとりかかって下さい。
  また、幼魚が生まれてからもとても生存率が低く餌の確保も大変です。  繁殖のポイントは水槽の高さとなるべくペアのみにする事、水流はごくごく弱くです。
  また、繁殖前にたっぷり栄養のある物を食べさせておく事も必要です。 卵がオスのお腹から孵化して出てくるには2週間から6週間ほどかかります。
 ■ 幼魚飼育
  無事にオスが出産を終え、いよいよ稚魚の飼育です。  まず初めに頭に入れておいて欲しい事はタツノオトシゴは卵ではなくオスがお腹の袋で幼魚になるまで
  育てて出産すると言うことです。 これはどういう事かお分かりでしょうか?
  泳ぎが得意ではなく外敵が多いタツノオトシゴ類が厳しい自然界で生きていくために進化した独自の繁殖方法が 人工的に作られた海(水槽)中では
  逆に仇となるという事です。
  それはなぜかと言うと・・・幼魚で出産して得する事と言えば泳ぎが得意でないタツノオトシゴは卵を守ることが出来ないので幼魚で出産すれば
  生存率が高くなります。 生まれてすぐに海に飛び出し親同様の泳ぐ力もある。
  これは自然界ではとても合理的ですばらしい進化と言えるでしょう。 水槽内ならもっと外敵が少ないからいいんじゃない?確かにそうです。 
  しかし問題になるのは稚魚が生まれてから食べる餌です。
  卵から生まれる魚は生まれた時にお腹に栄養を蓄えた袋(さいのう)を持っていますがタツノオトシゴの幼魚はオスの体の中でこれを消費し成長して出てきます。
  どういう事かわかりますか?
  栄養吸収が悪いタツノオトシゴの幼魚は生まれてすぐに餌を食べなければ死んでしまいます。 ですので、少なくとも生まれる前に幼魚が捕食できる生餌を
  用意しなければいけません。 慌てて餌を探しに行くと、おそらくショップではブラインシュリンプの幼生で良いと言われるでしょう。
  しかし、これはショップで用意できる幼魚の餌がそれしか無いからです。 では餌は何が良いか。
  タツノオトシゴの親のサイズ、種類にもより生まれてくる幼魚のサイズも違うので一概には言えませんが幼魚が小さい場合初期段階の餌は2次培養したワムシを
  一週間くらい絶えず豊富にあたえます。 ある程度大きいサイズの幼魚の場合はライブコペポーダを2ヶ月ほどあたえ成長させて行きます。
  その後にヨコエビの極小サイズをあたえて成長させて行くのが1番ベストな方法です。 ※ 水槽は必ず別水槽で飼育し幼魚がつかまりやすいように海藻を入れておく
  それではなぜブラインシュリンプではダメなのかですが正直ブラインシュリンプでも育ちます。 しかし、成長過程での生存率の問題でブラインシュリンプは
  羽化時から全ての魚の成長に必要な不飽和脂肪酸(代表的なものにEPAやDHAなどの脂肪分)が大きく欠けています。
  良くタツの幼魚が生まれ3cm位までは成長するけど 全滅してしまった、このケースはほとんどの場合初期段階に不飽和脂肪酸の摂取量が足らないからです。
  また、ワムシも不飽和脂肪酸はそれほど多くは含まれていませんが幼魚が口に出来るサイズで添加剤等で比較的簡単に培養、栄養強化できるので使用します。
  あくまでも極小サイズのヨコエビやイサザアミを捕食できるサイズまでの非常食です。
  ヨコエビも購入してそのまま全てを投入するのでは無くストックする場合は水槽に餌となるホンダワラ、アオサ、アマモを入れ栄養抜群のヨコエビにしてから 
  幼魚に与えるのが理想的です。
  正直、タツノオトシゴの幼魚飼育は一般の魚類より難しく莫大なお金もかかります。
  しかし、繁殖の良いところは大きくなる楽しみと冷凍の餌や人工の餌で飼育できる個体を作れるところでしょうか。 もし、幼魚が生まれたらチャレンジしてみてください
  ちっちゃなタツはとても可愛いですよ。 ※ その他詳しい種類別の飼育方法は各タツノオトシゴページにて更新して行きますのでご参考にしてください。
 ■ 水槽内の設備と体色変化について
  タツノオトシゴを飼う場合は水槽内の障害物をなるべく取り除き、水流はごく弱くしておきましょう。 全てではありませんが多くのタツノオトシゴは
  磯場やサンゴ礁ではなく緩やかな海の海藻などに住んでいます。
  うちの水槽ではサンゴも入っていますが、マリンプランツ類、イチイズタやムカデノリ、タカノハズタ、ホンダワラなどを入れ穏やかな海岸の淵を再現しています。
  マリンプランツはヨコエビなどの隠れ家にもなりますので必ず必要です。 タツ君が餌を探して海藻をワサワサしている姿はとても可愛いくて癒されます。
  また、ヨコエビの餌にもなりますのでホンダワラ、アオサ、アマモなど入れると良いでしょう。
  タツノオトシゴは体色変化も魅力の一つです。水槽内のカラーに合わせ若干ですが体色が変わりますので試してみてください。
  タツ達が全ての色を把握できるとは思いませんがそのあたりも考慮してレイアウトすると楽しみが増えます。 
  ハナタツや赤系のタツは人気ですがこれは遺伝子が問題で赤の遺伝子を持たない物はどれだけ赤いものを設置してある水槽に入れても赤くならないし
  赤の遺伝子を持つ物は赤系の物が無い水槽内でも赤色になります。 少し出費はかさみますが良い個体を購入して増やすのが一番合理的です。
  赤色を維持する為に色々な色の海藻を入れて上げてください。 赤だけより体色が綺麗になります。
  ※ 体色がくすむ場合がありますが発情期やストレス、体長により日々変化いたしますので日頃の観察は重要です。
 
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