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タツノオトシゴを飼育する点で重要なのは特殊な生活習慣と水流などの問題だと思います。 まずは水槽の高さが必要です。 |
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繁殖を目指していなければ気にしないで良いと思いますがやはり繁殖行動を上手く行えないのは彼らにとってかなりストレスになり、病気の原因や寿命を縮める |
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事につながります。
また、ペアが水槽内を上下に行ったりきたりする姿はとてもドラマチックでぜひ見たい行動の一つでもあります。
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海ほどの高さを作れないにしても、ある程度の高さ(最低60センチ)は必要です。 |
砂をひいてしまうと高さが失われてしまう事から私の水槽は70cmの高さにしました。それでも、まだまだ足りませんがブリードを考えるなら幅は狭くても背の高い |
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タツノオトシゴの餌についてですが一般的にイサザアミ、ヨコエビ、コペポーダなど生餌中心になります。 オオミウマやポットベリーシーホースなど |
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冷凍の餌に餌付きやすい種もいます。 冷凍の餌やドライフードに餌付いても栄養面などを考え定期的に生餌を与える事を強くおすすめいたします。 |
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実際、私も餌の確保にはかなり手を焼いています。うちで冷凍を食べてくれるのは、オオミウマとポットベリーぐらいでイバラタツやモルッカン・シーホース、ハナタツは |
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冷凍餌には見向きもしてくれません。 常時生餌の購入やストックは困難な為、ライブコペポーダとヨコエビを水槽内にいれて対処しています。 |
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※ 入れすぎには注意してください。タツのエラに入ったり水槽内のバランスを崩す恐れがあります。 |
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タツノオトシゴは水温が上がる時期と下がる時期の春と秋に繁殖期に入ります。 水槽内の温度を2℃~3℃上げ下げすることで繁殖行動を促す事が出来るので
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タツノオトシゴはメスがオスに卵を渡してオスが育児嚢(いくじのう)で卵をかえします。 この受け渡しの行動がとても神秘的で美しく一度は見てみたい光景の
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一つでもあります。 かといって水槽内で繁殖させるのは容易ではありませんので覚悟を決めてとりかかって下さい。 |
また、幼魚が生まれてからもとても生存率が低く餌の確保も大変です。 繁殖のポイントは水槽の高さとなるべくペアのみにする事、水流はごくごく弱くです。 |
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また、繁殖前にたっぷり栄養のある物を食べさせておく事も必要です。 卵がオスのお腹から孵化して出てくるには2週間から6週間ほどかかります。 |
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無事にオスが出産を終え、いよいよ稚魚の飼育です。 まず初めに頭に入れておいて欲しい事はタツノオトシゴは卵ではなくオスがお腹の袋で幼魚になるまで |
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育てて出産すると言うことです。 これはどういう事かお分かりでしょうか? |
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泳ぎが得意ではなく外敵が多いタツノオトシゴ類が厳しい自然界で生きていくために進化した独自の繁殖方法が 人工的に作られた海(水槽)中では |
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それはなぜかと言うと・・・幼魚で出産して得する事と言えば泳ぎが得意でないタツノオトシゴは卵を守ることが出来ないので幼魚で出産すれば |
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生存率が高くなります。 生まれてすぐに海に飛び出し親同様の泳ぐ力もある。 |
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これは自然界ではとても合理的ですばらしい進化と言えるでしょう。 水槽内ならもっと外敵が少ないからいいんじゃない?確かにそうです。 |
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しかし問題になるのは稚魚が生まれてから食べる餌です。
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卵から生まれる魚は生まれた時にお腹に栄養を蓄えた袋(さいのう)を持っていますがタツノオトシゴの幼魚はオスの体の中でこれを消費し成長して出てきます。 |
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栄養吸収が悪いタツノオトシゴの幼魚は生まれてすぐに餌を食べなければ死んでしまいます。 ですので、少なくとも生まれる前に幼魚が捕食できる生餌を |
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用意しなければいけません。 慌てて餌を探しに行くと、おそらくショップではブラインシュリンプの幼生で良いと言われるでしょう。 |
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しかし、これはショップで用意できる幼魚の餌がそれしか無いからです。 では餌は何が良いか。 |
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タツノオトシゴの親のサイズ、種類にもより生まれてくる幼魚のサイズも違うので一概には言えませんが幼魚が小さい場合初期段階の餌は2次培養したワムシを |
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一週間くらい絶えず豊富にあたえます。 ある程度大きいサイズの幼魚の場合はライブコペポーダを2ヶ月ほどあたえ成長させて行きます。 |
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その後にヨコエビの極小サイズをあたえて成長させて行くのが1番ベストな方法です。 ※ 水槽は必ず別水槽で飼育し幼魚がつかまりやすいように海藻を入れておく
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また、ワムシも不飽和脂肪酸はそれほど多くは含まれていませんが幼魚が口に出来るサイズで添加剤等で比較的簡単に培養、栄養強化できるので使用します。 |
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あくまでも極小サイズのヨコエビやイサザアミを捕食できるサイズまでの非常食です。 |
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ヨコエビも購入してそのまま全てを投入するのでは無くストックする場合は水槽に餌となるホンダワラ、アオサ、アマモを入れ栄養抜群のヨコエビにしてから |
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正直、タツノオトシゴの幼魚飼育は一般の魚類より難しく莫大なお金もかかります。
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しかし、繁殖の良いところは大きくなる楽しみと冷凍の餌や人工の餌で飼育できる個体を作れるところでしょうか。 もし、幼魚が生まれたらチャレンジしてみてください |
ちっちゃなタツはとても可愛いですよ。 ※ その他詳しい種類別の飼育方法は各タツノオトシゴページにて更新して行きますのでご参考にしてください。 |
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タツノオトシゴを飼う場合は水槽内の障害物をなるべく取り除き、水流はごく弱くしておきましょう。 全てではありませんが多くのタツノオトシゴは |
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磯場やサンゴ礁ではなく緩やかな海の海藻などに住んでいます。 |
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うちの水槽ではサンゴも入っていますが、マリンプランツ類、イチイズタやムカデノリ、タカノハズタ、ホンダワラなどを入れ穏やかな海岸の淵を再現しています。
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マリンプランツはヨコエビなどの隠れ家にもなりますので必ず必要です。 タツ君が餌を探して海藻をワサワサしている姿はとても可愛いくて癒されます。
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